imageJのダウンロードとインストール方法

imageJ

この記事では、imageJのダウンロードとインストール方法について紹介しています。特にWindowsとmacOS向けの具体的な手順を詳しく説明します。また、imageJの基本的な使い方や、Fijiの導入についても解説します。

imageJとは?

研究において、画像データの解析は非常に重要です。imageJは、画像処理や解析を行うためのオープンソースソフトウェアで、画像に含まれるオブジェクトの長さや面積、色の定量をすることができます。

ダウンロードとインストール方法

Windows

  1. 公式サイトからimageJをダウンロードします。こちらからアクセスできます。
  2. ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
  3. 解凍したフォルダ内のImageJ.exeをダブルクリックして起動します。

macOS

  1. 公式サイトからimageJをダウンロードします。こちらからアクセスできます。
  2. ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
  3. 解凍したフォルダ内のImageJ.appをアプリケーションフォルダに移動します。
  4. ImageJ.appをダブルクリックして起動します。

imageJをmacOSで起動すると下のようなメニューとツールが表示されます。

Fiji

Fijiは、imageJの拡張版で、追加のプラグインやツールが豊富に含まれています。特に高度な画像解析を行う際にはFijiを利用すると便利です。

Fijiのインストール方法は以下の通りです:

  1. Fiji公式サイトからダウンロードします。こちらからアクセスできます。
  2. ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
  3. 解凍したフォルダ内のFiji.app(macOS)またはImageJ-win64.exe(Windows)を起動します。

Fijiには、さまざまな追加機能が含まれており、例えば、細胞の形態解析や、植物の根の成長解析など、より高度な画像解析が可能です。

メニューとツール一覧

メニューバー

imageJのメニューは以下のものがあります。

  • File:画像の読み込みや保存を行います。
  • Edit:画像の編集機能があります。
  • Image:画像の調整や解析が行えます。
  • Process:画像処理のためのツールがあります。
  • Analyze:画像データの解析ツールがあります。
  • Plugins:プラグインの管理と追加機能の使用ができます。
  • Window:開いているウィンドウの管理ができます。
  • Help:ヘルプドキュメントや情報にアクセスできます。

ツールバー

メニュー下部に表示されているツールバーには、以下のようなツールが並んでいます。各ツールは特定の画像操作や解析に使用されます。

  1. Rectangular Selection:矩形選択ツール。画像の特定の矩形領域を選択します。
  2. Oval Selection:楕円選択ツール。画像の特定の楕円領域を選択します。
  3. Polygon Selection:多角形選択ツール。画像の特定の多角形領域を選択します。
  4. Freehand Selection:自由選択ツール。任意の形状で画像の領域を選択します。
  5. Straight Line:直線ツール。画像上に直線を描画します。
  6. Segmented Line:セグメント化線ツール。直線の連続で画像上に線を描画します。
  7. Freehand Line:自由線ツール。自由な形で画像上に線を描画します。
  8. Angle:角度ツール。2本の線を引いてその間の角度を測定します。
  9. Point:ポイントツール。画像上にポイント(点)を配置します。
  10. Multi-point:マルチポイントツール。複数のポイントを配置し、それぞれの座標を記録します。
  11. Wand (tracing) tool:ワンド(トレース)ツール。類似したピクセル値を持つ領域を自動的に選択します。
  12. Text:テキストツール。画像上にテキストを挿入します。
  13. Magnifying Glass:拡大鏡ツール。画像を拡大表示します。
  14. Scrolling Hand:スクロールハンドツール。画像をドラッグして表示領域を移動します。
  15. Color Picker:カラーピッカーツール。画像上の任意のピクセルの色を取得します。
  16. Flood Fill:塗りつぶしツール。クリックした位置から連続する領域を指定した色で塗りつぶします。
  17. Developer (macro) Tool:デベロッパーツール。マクロを作成、編集するためのツールです。
  18. Angle Tool:別の角度測定ツール。複数の角度を連続して測定します。
  19. Arrow:矢印ツール。画像上に矢印を描画します。

この記事では、imageJのダウンロードとインストール方法、メニューの見方、そしてFijiについて紹介しました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。

プロフィール
この記事を書いた人

農学の博士前期課程を修了した研究者。
植物生理と環境調節をテーマに研究しています。

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