【初心者向け】Rに読み込ませるcsvデータの入力方法と注意点

R

この記事では、Rにデータを読み込む時のcsvファイルの作り方について簡単に紹介しています。

入力ソフト

Rで読み込むcsvデータを作成するには、データ入力が簡単なソフトを使用するのがおすすめです。

  • Excel: 最も一般的な表計算ソフトで、直感的な操作が可能です。
  • Numbers: Macユーザーに最適な表計算ソフト。
  • Googleスプレッドシート: オンラインで利用可能な無料の表計算ソフト。

これらのソフトを使えば、簡単にデータを入力し、csv形式で保存できます。

入力するデータの構造

csvファイルは「Comma-Separated Values」の略で、カンマで区切られたデータの集まりです。基本的なデータ構造は以下の通りです。

  • 1行1サンプル: 各行は1つのデータサンプルを表します。
  • 1列1変数: 各列は1つの変数(データ項目)を表します。
  • 1セル1値: 各セルには1つの値が入ります。

具体的な例を示すと、次のような表になります。

ID名前年齢身長
1山田25170
2佐藤30165
3高橋22160

クロス表でデータ収集する方法もありますが、Rではデータフレームを使って分析するので、このような形をおすすめしています。

入力する注意点

csvファイルを作成する際には、以下の点に注意してください。

  • 左上詰: データは左上から順に入力します。余白があるとRがデータを正しく認識できない場合があります。
  • 1シート1行列(表): 1つのシートには1つの表のみを含めます。複数の表を1シートに含めると、データの読み込みが困難になります。
  • 複数データの場合は別ファイル: 異なる種類のデータは別々のcsvファイルに保存します。例えば、異なる実験結果や異なる時期のデータなどです。

左上から入力していなかったり、一つの表以外の要素(キャプションなど)が含まれないようにすることをおすすめします。

以下に入力例を示します。

望ましい入力

望ましくない入力例

望ましくない入力

望ましくない入力例でデータを読み込むと、エラーや警告が出ることがあります。

言語

データを入力する際には、文字化けを防ぐために、基本的にアルファベットを使用することをおすすめします。

保存

csvファイルの保存手順は次の通りです。

  1. 名前をつけて保存: データ入力が完了したら、「名前をつけて保存」を選択し、ファイル名を設定します。
  2. csvを選ぶ: ファイル形式として「csv(カンマ区切り)」を選択します。
  3. UTF-8で保存: 文字コードは「UTF-8」をおすすめしています。これにより、文字化けのリスクが減ります。

これで、Rで読み込みやすいcsvファイルが作成できます。

この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

プロフィール
この記事を書いた人

農学の博士前期課程を修了した研究者。
植物生理と環境調節をテーマに研究しています。

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