【試薬調製ノート】塩酸水溶液

試薬調製ノート
用途

溶液やバッファーのpH調整、滴定試薬など。

分子式

HCl

調製濃度

1 mol/L

使用試薬量の計算
使用試薬

分子量:36.46
純度:35.0 ~ 37.0%
密度:約1.18 g/ml

計算式

公式: 
\[
\text{W} = \text{M} \times \text{V} \times \text{FW}
\]
W:HClの質量 (g) (計算が必要)
M:必要なモル濃度 = 1 (mol/L)
V:希釈後の溶液の体積 = 1 (L)
FW:NaOHの分子量 = 36.46 (g/mol)

にそれぞれの値を代入すると、
\[
\begin{aligned}
\text{W} &= 1 \times 1 \times 36.46 \\
&= 36.46 \, \text{(g)}
\end{aligned}
\]
使用試薬の純度が37%、密度が約1.18 g/mlなので、
\[\frac{36.46}{0.37 \times 1.18} \approx 83.51 \text{g} \]

純度が35~37%の濃塩酸は便宜上12mol/Lとして扱われます。

調製手順(1L)
  • STEP1
    希釈の準備

    ビーカーに800ml程度の蒸留水を入れます。

    後でメスフラスコに移す際、ビーカー内の液体を完全に回収できるように量を考慮してください。

  • STEP2
    試薬の計量

    ピペットで83.5mlの塩酸を計量します。

  • STEP3
    試薬を水に溶かす

    計量した塩酸を、攪拌棒を伝わせながらゆっくりとビーカーに加えます。

    この際、発熱する場合があります。

    逆の手順(塩酸に水を加える)で行うと危険です。
    ※発熱による沸騰と飛散、塩酸ガスの吸引リスク

  • STEP4
    冷却と移し替え

    液温が上がった場合は冷めるのを待ち、ビーカーの中身を全て回収するようにメスフラスコに移します。

  • STEP5
    メスアップと攪拌

    メスフラスコに蒸留水を加えて1Lにメスアップします。その後、しっかり攪拌します。

ドラフト内で作業を行います

保存方法

調製した塩酸はプラスチック容器に移し替え、密栓して常温で保存します。
保存容器には、試薬名、試薬濃度、作成者氏名、作成年月日を記載したラベルを貼り、内容が分かるように管理します。

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